被災地の皆様のご苦労をテレビで見るたびに心が痛みます。
1日も早い復興を祈らずにはいられません。
又、関係各位の皆様の奮闘にただただエールを送るのみです。
そんな中、東京教室に来ておられる生徒さん(女性)からこのようなメッセージが届きました。
『 新宿駅から30分ほどの郊外に住む私でさえ今回は震えました。
想像を遥かに超える困難な状況下、頑張っておられる被災地の方々を想い、ずっと祈り続けています。
そんな中、以前ヒーリングをした方の奥様から「地震のストレスで食べられない、眠れない友人(Aさん)に会ってほしい。あなたと話すだけできっと元気になれるから」と昨日連絡がありました。
Aさんのお宅と我が家は徒歩15分ほどの距離、この辺りの地震は、我が家の私の背丈ほどの灯篭が倒れ5つに分解するほどでした。怖かった!!
きっとAさんも恐ろしい思いをしたのでしょう。
初対面の私に、果たして何ができるかわかりませんでしたが、取りあえずAさんに家に来て頂きました。
ゆっくり時間をかけて、彼女の言葉に耳を傾けました。
そして、ストレスからコチコチになっている彼女の全身(特に胃腸)を緩め、脳にシンクロ、頭を弛めてあげました。
次第に激しい自発動が起こり、心身がすっかり緩み、彼女自身不安よりももう大丈夫なのだと思う気持ちが強くなったのでしょう。
彼女は「地獄で仏様に会うことができた」と大変感謝して下さり、元気に笑顔で帰られました。
こんな時、私は身震いするような喜び、感動を味わっています。そしてこの感動が私自身の新たな力となるのです。
先生に教え導いていただいた“気”でこんなに喜んでいただける癒しができる、なんと素晴しいことでしょうか。
先生が一家に一人といわれますが、今回のような災害に遭遇した時、きっと家族だけでなく周りの方の力になることもできるのです。多くの人の役に立てるのです。
みなさん、気のパワーを2倍、3倍、否もっともっとアップできるよう真摯な気持ちでがんばりましょう 』
このようなメッセージをいただいたときが、永年教室を続けてきて私が最も喜びとするところです。
いつも、口にする事ですが、小手先のテクニックや技術ではこのような癒しはできません。
もちろん、肉体の苦痛に苦しんでおられる方の苦しみを瞬時に取り去ってあげるという事も大切です。
しかし、心の苦しみを取り去るというのは技術ではありません。
相手の方の心の中にどうやってシンクロするかという事です。
このようにたくさんの方が、レベルアップして今必要な癒しを実践できるように
なっていただくのが、私の願いとするところです。
先日、京都教室に50代の男性がこられました。
その方は2ヵ月ほど前、脳梗塞の後遺症で半身麻痺の人の話を聞いてあげているうちに段々、自分自身も同じ側の腕に力が入らなくなり、頭の中に何かが住み着いたようで苦しく気が変になりそうで怖くて、心療内科で薬をもらったけど変化がなく怖くてたまらないので助けて欲しいと、訴えておられました。
つまり、シンクロしたのだと思います。
何度も言うように、この世界光があれば陰もあります。
何があるかわかりませんが、かといって怖がる事もありません。
つまり、自分自身のゆるぎない強い信念を育む事です。
自分を信じる、これが最も難しい修行です。
教室の前でしたが、じっくり話を聞き講義の中でみなさんに彼の苦しみを説明し、その後、瞬時に彼の脳の中に入り込みスイッチを切り替えたところ、一瞬で顔の表情が変わり、教室が終わる頃には人が変わったように明るくなり、笑顔で教室を後にされました。
このような時には、先ほどのメッセージの方のように身震いするような、鳥肌が立つような感動を味わう事が出来るのです。
しかしながら、この感動を味わうには一朝一夕というわけにはいきません。
日々の積み重ねと、血のにじむような努力が必要です。
『継続は力なり』
では又。