業を盗む

ずいぶん、暖かくなってまいりました。

ほんの数日前に雑煮を食べたような気がしますが、後、2日で3月です。

昨日、今年新1年生になる孫の制服が出来たと写メを送ってきてくれました。

この頃生まれたような気がしますが、もう1年生です。

4月から電車、地下鉄を乗り継いでの通学です。

博多駅までJRに乗り博多からは地下鉄に乗り換え学校を目指します。

本当にちゃんと行けるのか心配ですが、何も手伝いはできません。

遠くから祈るばかりです。

みなさんの、ご家族、ご親戚も入学試験や就活等であわただしい事でしょう。

しかし、そんな少年、少女、学生のみなさんを見るたびに、遠い在りし日の

思い出がよみがえってくるのは、私だけではありませんよね!

そして、自分はと言えば、10日前に67歳に突入し高齢者軍団の真っ只中です。

これからの夢はと聞かれても、特別思い浮かぶ事もなく、健康に気をつけて

流れに逆らわず、認知症などにならず、家族に迷惑をかける事無く

淡々と生きていこうと思っています。

よく、皆さんが、先生は百歳まで大丈夫ですよと、言って下さるのですが

はっきり言って何の根拠もありません(笑)

先日、空の会の仲良しスタッフが誕生日のお祝いメールをくれました。

『先生、お誕生日おめでとうございます。私たちのためにも長生きしてください』

単刀直入で笑ってしまいました。

これを見て、そうだ、もうひと踏ん張りしようと思い直しました。

さて、先日の22日は福岡教室の特選会の最後の勉強会を行いました。

今回は最後という事で、東京、名古屋、京都からも参加していただき

熱のこもった、中身の濃い勉強会でした。

私の古くからの友人であり大分県中津市の小学校の教頭をしているI氏が

バスケットの教え子を教材として小学6年の女子を3人連れてきてくれました。

実験は、彼女たちの立ち姿を見るだけで、どこが痛くて、どこが故障して

いるのかというのを見つけるのが課題です。。

そして、それを的確に見つけ、その後に瞬時に回復させるという勉強です。

そのためには、背骨がどのように歪んでいるのかという事を確認しなければ

いけません。

しかし、残念ながらこの背骨の歪みを見つけるというのが至難の業です。

答えは、皆バラバラです。

あげくには背骨の歪みが、わからなくても治せればいいんですよねという

答えが返ってきました。

しかし、背骨の歪みを見つけて痛いところを見つけなくては、どこを

そして何を回復させようというんでしょうか?

まず、どこが痛いのか、そして、その痛みは何が原因なのか?

これが、先ず最初の仕事であり、基本中の基本です。

それには、身体を見れば歪みが原因を語ってくれます。

今回は、この歪みを見つける作業に時間を費やしました。

1人の子は背骨の歪みの結果、膝に問題がある事が分かり、その延長で

右の側頭部に偏頭痛がある事を突き止めました。

友人のI氏が、この子は、膝痛はもちろんだが、永年偏頭痛に悩まされて

苦しんでいますと口にしました。

そして、もう1人の子は股関節に問題がある事を突き止めました。

もちろん、前もっての情報など一切耳にしていません。

そして、その後いつものパターンで1分ほど気を送ったら、瞬時に回復し

身体がウソのようになりました。

回復というのは、こういう事です。

1週間、2週間かかっては、真の治療家と言えません。

ギックリ腰で痛みに苦しんでる人に数10分かけてはいけません。

数秒で回復させるのです。

先ほどの偏頭痛など、どうやって見つけるのですかと、質問がありますが

体の歪みを見つければ分かります。

ではどうやれば見つかるのですかと、聞かれるのですが、私の答えは

いつもこうです。

落語の名人が醸す独特の話の間は口では絶対に教えられないのです。

では、どうやれば会得できるのか?

答えはひとつ、盗むしかないのです。

今回、認定証の件まで話が及びました。

認定の要件、それは骨折を瞬時に回復させる、子供の視力を数分で1.5もしくは

2.0まで回復させる、これが必須です。

過去5名の方が認定証を受理されました。

しかし、私は今までこの要件を自分の目で確認した事は一度もありません。

もし、この要件を満たす事が出来ないのであれば返上していただかなければなりません。

しかし、私の目的は返上ではなく、満たす事なのです。

そのためには死に物狂いで精進しなければなりません。

そうする事で大きくレベルアップが図れるのです。

認定証は紙切れ一枚です。

しかし、その重みは計り知れません。

認定の皆さん、精進してください。

そして、皆さんの見本となり手本となってください。

私の切なる願いです。

今後も何人もの方に受理していただきたいです。

しかし、勢いで受理しては、後々大きく負担がのしかかってきます。

我が家の庭の紅梅が今年も花を咲かせてくれました。

 

福岡教室のみなさんと他教室からの参加の方たちとの記念撮影です。

福岡教室の講義風景です。

 

先日東京教室の皆さんから、いただいた色紙をブログに載せたところ

福岡教室でも色紙をプレゼントしてくださいました。

 

 

67歳を迎えました!

先週金曜日から東京に入り、土曜、日曜、月曜と好天に恵まれ小春日和の暖かさで

月曜の名古屋教室を終えて深夜11時くらいに京都に戻りました。

翌朝、東京は朝からの雪で午前九時には気温1、3度とニュースで報じていました。

今まで東京教室は20数年、常に天気に恵まれ、みなさんが傘をさした記憶がないと

言ってくれます。

今回も見事に恵まれました。

天も味方だと、いつもポジティブにとらえています。

15日は67歳の誕生日を迎えました。

東京教室を始めたのは40代の半ばでしたが、その頃は私より生徒さんの方が

年上が多く、なかなかしゃべりづらいものがありましたが、今は私の方が年上に

なってしまいました。

80歳になったら、多分私より年上は数えるほどになってしまうのでしょうね(笑)

しかし、加齢とパワーアップは正反対です。

今回、日曜の教室のみなさんが全員で私に気を送ってくれました。

すごく暖かくて持ちのいい気でした。

そして全員で色紙にメッセージを書き添えてくれました。

みなさん、本当にありがとうございました。

1月から1人の方に特訓を行っていますが毎回数人の方を実践の教材として講義を

続けています。

今回はその中の1人で小学校6年生の女の子でバレーを習っているのですが

いつの頃からか右足は普通に上がるのですが左足が上がらず、その事で整形外科の

病院を5か所まわった結果どこの病院でも、うちでは何ともならないからと

突き放され一か所の病院は神奈川県でも股関節で有名な病院であるにも関わらず

断られてしまい途方に暮れていたそうです。

身体を見ると背骨がS字型にゆがんでいたので、いつものように彼女の前方から

気を送ったら身体が大きく揺らぎ背骨が真っすぐになりました。

この間、約1分くらいでしたが、その後左足が大きく上がるようになり

両足とも同じ高さに上がりようになりました。

本人が喜んだのは、もちろんですが同行してきたお母さんが感激のあまり

涙を流して喜んでくれました。

そして、その後、心弾ませてバレー教室に向かいました。

いつも思う事ですが、たったこれだけの事なのに、なぜ西洋医学では対応できない

のか、その無力さを毎回の事ながら実感しています。

もう1人の方は40代の女性です。

20年前から顎関節で口が指2本くらいしか開かないので食事をするのに

大変苦痛を感じており、どこに行っても解決出来ず苦しんでいるとの事でした。

 

この方も顎のある一点に気を送ったら、あっという間に口が大きく開き

その瞬間大粒の涙が頬をつたわりました。

これもわずか2分ほどでした。

帰りには、にこやかな笑顔で何度も何度もお礼をのべておられました。

もう1人は60代の男性です。

この方は歯の治療中に片方の歯でばかり噛んでいた為に2ヶ月ほど前から

噛んでいた方の顎に激痛が走るようになり痛みで物を噛む事が出来ず

苦しんでいるとの事でした。

この方も、その痛い場所に気を送ったところ、あっという間に痛みが消えて

しまいました。

その後、実は50肩で右腕が痛くて上にあがらないので、これも何とか

して欲しいと頼まれ、いつものように頸椎のある一点に気を送ったら、

一瞬で痛みが消え腕が上に上がるようになり、ビックリしていました。

その後この治療は、いったいなんですかと、何度も私に質問を投げかけてきました。

最初私の前に来られた時は暗い顔で笑顔などなく、その苦しさが顔に

にじんでいましたが痛みから解放されたあと人が変わったように満面の笑みを

浮かべ最初の時とうって変わったように饒舌になり、質問攻めでした。

私にとって、苦痛の為に歪んでいた顔が痛みから解放された後の満面の笑みに

変わった瞬間が私にとって最高の至福の時です。

『1日も早く気の達人になってください!』

これは教室での私の口癖です。

どうやれば気が出せるようになるのですか?

よくくる質問です。

どのような症状の時には、どこから気を送るのですよと、教えるのは簡単です。

しかし、ではどうやれば気を出せるのか、もっとも伝えにくい質問です。

一流の料理人はてんぷら鍋の温度が感で分かるそうです。

でも、どうすれば分かるようになるのか、おそらく口で伝える事はできないのと

同じでどうやれば気を出せるのか、これも答えは同じです。

しかし、教室で伝えた事を日々実践しておれば必ず気が出るようになってきます。

後は、日々の努力です。

私は、みなさんに鳥肌が立つような感動を味わっていただきたいのです。

今週の土曜日は京都教室です。

教室終了後、すぐに九州に戻って、22日の日曜日は福岡教室のみなさんの

特選会最後の勉強会です。

写真は日曜教室でみなさんが書いてくれた色紙です。

 

日曜教室のみなさんが私に気を送ってくれました。

 

東京の土曜教室の勉強風景です。

気と脳

毎日寒い日が続いていますが、みなさんお元気でしょうか?

明後日は東京教室ですが、早いもので今年に入ってもう2回目です。

そして後三日で67歳の誕生日を迎えます。

本当に、あっという間に月日の過ぎ去って行くのが驚くばかりです。

前回のブログで80歳まで頑張るので皆さんも是非頑張って教室に

来て下さいとお願いをいたしました。

明治時代の平均寿命が男女とも44~5歳とテレビで言っていました。

現在は84~5歳ですから驚異的な伸びです。

医療の発達や住環境の改善など色んな原因があると思います。

ですから私が80になる頃には、もっと進歩して寿命が延びる事でしょう。

私が子どものころには田舎ですから移動販売がたくさん来ており

ふりかけを調合しての量り売り、ごま油の量り売り、ホルモンの量り売り

練り飴の量り売り、桶の輪替え、移動貸し本、今もお祭りで見かけるポン菓子など

皆、自転車の後ろにリヤカーをくっつけて遠いところから来ていました。

今、考えたら夢物語ですが懐かしい思い出として脳裏に浮かびます。

みなさんの子供時代の環境はどうだったでしょう?

今では、そのような住環境も大きく様変わりいたしました。

あれから67年つい昨日のように頭に浮かんできます。

そして、よもや今のような仕事につくとは思いもしませんでした。

しかし人生には無駄なものは、いっさい無いんだと思う事があります。

若い時は薬品会社の営業マンとして10数年病院を巡回いたしましたが、

だんだん医薬品の使命を知るにつれ矛盾を感じるようになってきました。

会社の社是が『地域の人々の健康に奉仕し社会に貢献する事』とありました。

でも、よく考えると人々が皆、健康になってしまうと薬が売れなくなって

病院はいらなくなり会社は倒産するのです。

また、営業マンですから当然毎月の販売ノルマがあるのですが

売り上げが上昇する為には担当病院の患者が増えてくれなくては困るのです。

つまり世の中に病人が増えれば増えるほど販売が伸び会社は儲かり

病人が減れば会社は疲弊するのです。

入社当時は必至で頑張ってきましたが、いつのころからか医薬品の使命に

自問自答するようになってきたのです。

そして、ここは自分のいる所ではないと思いきって退職いたしました。

しかし、今の仕事をするようになって、その頃の医療と医薬品の知識が

私の人生に大きく貢献するようになりました。

本当に人生に無駄なものなど何ひとつ無いんだという事を実感しながらの

現在進行形です。

昨日は脳科学の番組をテレビでやっていましたが、気は脳でコントロールする

という私の持論に納得のいくものでありました。

私は相手の方に気を送りつつ、その方の脳と交信しているという考え方を

維持していますが、やはり司令塔は脳です。

もちろん、私は学者ではありませんので学術的な事はわかりませんが

40年の体験、経験から導き出した結果です。

今回の教室では、その辺の話をしたいと思っています。

教室の問合せの電話が事務所にかかってくるのですが、

よくあるのが興味があって教室を体験したいのだが怖くて心配なので

迷っているという内容です。

そして長時間に渡り質問をされます。

共通しているのは中年の男性で、もちろん氏名を名乗る事はありません。

女性の方が思い切りが良さそうです。

教室では純粋に気を学んでおり、強制的に入会を勧めたり物を売りつけたり

そのような事などいっさいありません。

安心してお越し下さい。

時々、その内行こうと思っていましたと言われる方がおられますが

私の人生の残りの方が少なくなってきました。

気を習得するのには、それなりの時間がかかります。

思い立った時に是非お越し下さい。

待っております。

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気の極意
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「気」を自在に使いこなす
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