いつも教室で口にしている事ですが、私はこの歳まで趣味とか熱中しているものは
何もありません。
もちろん、褒められる事とか自慢できる事ではありませんが。
先日、ベテランの俳優さんが若くして亡くなり、ご家族が彼の人生を
「24時間役者の事しか考えていませんでしたね」と回想していました。
私もその言葉に思わず相づちを打ちました。
私も同様、朝目が覚めたら夜寝るまで一日中「気」の事だけです。
遊ぶ事など頭の中に浮かんできません。
もちろん人生の楽しみとして遊びも大事です。
この2~3日テレビでは陸上競技で盛り上がっているようですが、誰が金メダルを
取ったとか関心はありません。
しかし、競技を見ていて頭の中にあるのは本番の最中にアクシデントが会った時、
そのケガや故障を瞬時に回復させるにはどうすればいいかとか、その事ばかりに
意識が向いてしまいます。
100メートルの有力候補のボルトという選手がフライングをして失格になったという
ニュースをたまたま見て思ったのは、このような実力のある選手でも
大舞台では思わぬ行動を引き起こすという、脳が誤った指令を送ってしまいます。
いつも私が口にしているのは、どんなに肉体を鍛えてもその肉体をコントロールして
いるのは脳だという現実を目の当たりにした瞬間でし肉体をコントロールしているのは脳であり、
気も脳がコントロールしています。
そしてすべての根源が脳にあるのです。
では脳を鍛えるのにはどうすればよいのですかという質問をよく受けるのですが、
その為には先ず自分自身を認めそして心から信頼をし完璧なまでにポジティブ思考に
日々訓練しなくてはいけません。
口で言っても実際に実行するのは至難の業です。
とにかく日々自分との闘いであり、それが修行なのです。
そして一日の中でその事にどれくらい時間を費やせたかという事だと思っています。