不治の病、難病

四月も中盤を過ぎ、心地よい風が窓のカーテンを揺らすようになりました。

もう、寒波が舞い戻ってくる事はないでしょう。

先日の東京での事です。

三日前に階段から落ちて手首を強打し手の平の筋がのびた為に明日手術を

するようになったけど、ずっと激痛に苦しんでいるという60代の男性と

会いました。

手首には半ギブスをしていたので、ギブスをはずして、いつも肩こりの

時に気を送る場所に気を送ったら、あっという間に激痛が消え去りました。

その間、約2分でした。

又、中学二年生の女の子の場合ですが、永年バレエ教室に通っているけど、

その教室では一番身体が硬く、もうバレエは諦めようと思っていると、

淋しそうな表情でかたっていました。

先ず背骨を真っすぐにした後、全身の緊張を取り、股関節のある部分に気の針を

打ったところ、あれほど硬かった関節が見違えるほど柔らかくなり、出来なかった

開脚が一文字にまで開くようになり上がらなかった足が耳に付くくらいに

柔らかくなり、暗かった表情が一気に明るくなりました。

そして、これで教室では一番柔軟になったと喜びの声をあげてくれました。

又その後、いつものように脳のスイッチを切り替えると、いろんな現象を現わして

くれました。

この子の場合は、将来のバレリーナ人生に大きな影響を与える事が出来ると

確信致しました。

気というのは、痛みを取り去るだけではなく、状況に応じては一人の人間の

人生すら変える事が出来るのです。

その後、この子が今後もバレーを続けるのであれば、脳のスイッチを切り替え

すごい事が出来ると思いますよと、お母さんに告げると彼女と二人で

目を輝かせていました。

この光景のように、連日の如く感動を味わっていますが、この現象をリアルタイムで

みなさんにお見せ出来ないのが非常に残念でなりません。

相談があるので聞いて欲しいと、先日、台湾の友人から電話がかかってきました。

彼女の彼氏が二ヶ月前にALS(筋委縮性側索硬化症)という難病になってしまった

ので、話を聞いて欲しいという内容でした。

この病は難病で現在の医療では治療法がないと言われており、テレビでよく見る

徳州会病院の徳田虎雄氏のように、最後は眼だけしか機能する事が出来ず

眼球の動きでひらがなを追うという事でしか、意志の疎通をはかる事が出来なくなる

もっとも恐ろしい病気です。

50~74歳の間に発症する人が多く、65~69歳がピークと言われ

現在、国内では8500人ほどの患者がいるというデータがあります。

そして前記の彼も東京の、あらゆる病院で診察を受けた結果、この病は治療法が

ないので今の内に行きたいところに行き、やりたい事はやってください。

そして、いずれは介護が必要になるので、その手続きは当病院でやるので

連絡をしてくださいという回答ばかりだったとの事でした。

又、彼も覚悟をし、身体が動く間に人生を終わりにしたいという話でした。

あまりに困難な内容なので、お断りしましたが、もう行くところもなく

彼の話だけでも聞いて欲しいとの事なので、その彼はこういう気の話とか

信じるのかと、聞くと信じない人間であるというので、それならば、なおの事

無理だと言うと、とりあえず教室に行かせるから、話だけでも聞いて欲しいと

懇願するので、もちろん体験は自由なので来てもらう事にしました。

そして、東京教室の日に教室が始まる1時間前に来るように指示をし当日話を

聞く事にしました。

当日、彼が約束通り1時間前に緊張の面持ちで教室に現われました。

話を始めると、彼は48歳の日本人で、発症までの経緯を聞きましたが

はっきりとした原因は分からないのですが、思い当たる節はあると言い

教室の前でしたが、時間の許す限り話を聞きました。

ただ病気の関係で、歩行に影響があり、滑舌が悪いので、言葉が聞き取りにくく

全部を理解するのに何度も聞き返すという状態でした。

その後、喉に違和感があり、しゃべりにくいと言うので、喉に気を送ったら

1分後には発音が滑らかになり、言葉が聞き取り易くなりました。

その、現象に驚いた彼は教室を体験し、今後ヒーリングも受けたいと言うので

先ず、体験をしてもらう事にしました。

ラッキーな事に非常に気の流れが良く、いつものように転がす事が出来ました。

これから、教室に通いたいと言うので、頑張ってくださいと声をかけました。

このような難病の場合、私の方にも、どのような影響が出るか分からず

不安がありますが、初めてチャレンジする難病なので、今後も経緯を見つめながら

挑戦したいと思っています。

人間は生身の体です。

いつ、何どき、不慮の事態に遭遇するか予測出来ません。

5年、10年と教室に通ってこられ特選会でも熱心に学んでくれた方が

ある日、フッと姿が見えなくなり、一言も交わす事無く、ご縁が切れます。

今まで、幾度となく、そんな悲しい思いを味わってきました。

今月の教室でも、そんな事態に遭遇しました。

このような時、何かアクシデントがあったのではないだろうか、緊急入院でも

されたのではないだろうかと不安がよぎります。

以前も話しましたが、ある教室で新年会の真っ最中、この話をしたところ

ある男性から 『我々は受講料を払って教室に来てるんだから、やめる時に

いちいち挨拶をする必要はないでしょう』 と、面と向かって言葉を

投げかけられました。

その瞬間、楽しいはずの新年会が一瞬凍りつきました。

そして、その時に気付きをもらいました。

みんな考え方が同じではないんだと・・・

もちろん教室を去っていかれる時に挨拶をなどと望まないし

そんな事など夢にも思っていません。

『永年、ありがとうございました、これからも、お身体に気をつけて元気で

お過ごしください』

私は、この一言を告げ、気持ち良く別れを告げたいと思っているにすぎません。

『10年前に、教室に来ていた○○です』

時々、このような電話がかかってきますが、そのような場合、ほとんどが

健康診断でガンが見つかったとか、前記のような難病になったので

助けて欲しいという内容です。

そのような時、私の気持ちも複雑です。

只、私にとって、今、教室で共に学んでおられる、みなさんが優先順位第一位で

ある事は間違いありません。

写真の方は京都教室に5年、来てくださってるHさん、89歳です。

来年、2月に90歳になられます。

いつも、デイサービスにボランティアでヒーリングに行きたくさんの

高齢者の方々を癒しておられます。

Hさんよりも、年下の人もたくさんおられるそうです。

後20年、頑張ると張り切っています。

先日も、なんとか自発動を体験したいと依頼され、気を送りました。

私も、Hさんに触発され、後20年頑張る事にしました。

Hさんに了解を得て写真を掲載させていただきます。

89歳の気を感じてください。

明日は、名古屋教室に来ておられる、三重県伊勢市の浄土宗の僧侶Mさんの

お寺にお邪魔し、ボランティアで檀家のみなさんのヒーリングをいたします。

追加

この、長文では、もったいないから、もう少し、何回かに分けて書き込みを

した方がいいと、このブログを見た方から早速注文をいただきました。

アドバイスを有難く受け止め、次回から小刻みに分けて書く事にします。

私に、このような注文をくれるのは一人しかいません (笑)

 

 

 

 

 

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