備え

早いもので、後ひと月ちょっとで一年が終わります。

そして、正月が来て又、ひとつ歳を重ねます。

門松は冥土の旅の一里塚という言葉がありますが、まさに門松の顔を見るたびに

人生という学府の卒業が近くなってきます。

今年も又、同級生を見送りました。

ガンでした。

『先生は100歳まで大丈夫ですよ』

時々こういう言葉をかけて下さる方がいます。

しかし、何の根拠もありません。

最近、ネガティブになっていませんかと言われますが、そんな意識はまったくありません。

父親が61歳、長兄が55歳、次兄が52歳で他界しました。

皆、心不全でした。

特に長兄は仕事が終わって帰宅し自宅の玄関前で心筋梗塞の発作であっという間でした。

次兄は闘病の末、拡張型心筋症で亡くなりました。

かと言って別に心配はしていません。

しかし、遺伝子と言う厳然たる事実があります。

問題は、そのスイッチを入れるか入れないかです。

年に2回ほど血液検査くらいはしますが、毎回主治医がその日の心電図を目を皿のようにして見ています。

年が明けて2月になったら66歳、我が浦田家では一番の長生きです。

さて神様が後、何年この世においてくださるか楽しみです。

思い残す事など何もありませんが、気の世界で発見した宝物を誰が引き継いでくれるのか

唯一心残りです。

そして元気なうちに色々と準備はしなくてはいけません。

それは残った者に迷惑をかけないようにです。

息子に私を遠いロスまで引き取りに行くというような迷惑をかけるわけにはいきません。

65歳を過ぎたころから、こんな事を真剣に考えるようになりました。

マイナス思考とかネガティブという事とは次元が違います。

発つ鳥、後を濁さずという例えの通りです。

準備は元気なうちにやらなくていけませんし早すぎるという事はありません。

いつか来るその日に真っ直ぐ目を向け毎日毎日を真剣に生きてゆかねばなりません。

毎月たくさんの苦しんでいる人達に手を差し伸べていますが、私一人では限界があります。

私が現役の間に一人でも多くの達人を育てなければなりません。

先日も、あるドクターと話をしました。

人間的にはすばらしいのですが、プライドの塊です。

しかし、プライドでは人は治せません。

私はこの世界では誰にも負けないという誇りは持っています。

しかし、プライドはありません。

又、誇りと奢りは違います。

痛みを取るだけではなく、心の闇に灯りをともす。

これからの課題です。

先日から予約していたauのiPhoneがやっと手に入り、今日は慣れる為に1日中

さわりまくりです。

まだまだやる気十分です。

写真は規模こそ小さいが、長崎の中華街です。

田舎なので人影もまばらです。

 

特選会とは

昨夜、札幌から帰ってきました。

札幌は、まだそんなに寒くなく過ごしやすい気候でした。

夜に友人と会いましたが彼もみなさんと同じように私に80、90歳までも頑張れと

言ってましたが、彼が一緒に連れてきた男性が奇しくも私と同じ団塊の世代で

会社を経営しておられ彼にいくつまで現役を続けるのですかと聞くと、きっぱり

70歳でリタイアすると明言したので私も同感だと答えると横で聞いていた友人が

ウーンとうなり、その後に空の会の技を後世に伝える責任があるだろうと

せまってきました。

もちろん伝承したいという気持ちは充分にあるのですが責任はありません。

空の会のみなさんは私を含め高齢者が多く後継という意味では対象外です。

少なくとも30代、40代でなければ対象にはなりません。

その対象として気の力はもちろんの事、人格が最優先であり最重要です。

不動明王の力強さ、仏の慈悲と両面を兼ね備えなければお任せできません。

以前東京のある大学に行った時にそこの教授が内の学生をどれでも後継者にして

くださいと言っていましたが、犬の子や猫の子をもらうのと訳が違います。

毎日事務所に電話がかかってくるのですが、先日も10数年前に大阪教室に来ておられて

阪神大震災で家を失ったという方から、いつもブログを見ています。

ビデオがダメになったのでDVDはありませんかと電話がありました。

教室には来れなくてもこうして10数年経った今もつながっていると思うと胸が

熱くなりました。

お電話をくださったTさん有難うございました。

今、現在DVDを制作中です。

今しばらくお待ち下さい。

そして、お時間があれば一度京都教室に足をお運びいただけたら嬉しく思います。

こうやって空の会に関わっていなくても私のブログをいつも見てくださってる方が全国に

たくさんいてくださるという現実を目の当たりにして、最近持久力と耐久力が加齢により低下している自分にもう一度ムチを打って奮起せねばと自戒しています。

特選会の事を時々書くので、どのようなものなのかとよく聞かれます。

教室では中々、詳しく教えてくれないという苦言を耳にするのですが、教室の生徒さんは各自いろんな目的を持って来ておられます。

ですから、各自の期待に応える為には2時間では詳細に渡る話は困難であり気についての細部の話は厳しいものがあります。

教えないのではありません、教えられないのです。

みなさんの期待に沿うよう個々の質問には懇切丁寧にお答えしています。

その意味で特選会ではプロとして独立開業を目指しておられる方々の指導を行い

若き日の仕事で得た10数年の薬業界での知識と医療の知識を皆さんにお伝えしながら

開業にあたっての必要な専門知識を伝えるという中身の濃い講義を行っています。

もちろん対価を支払えば、どなたでもという訳にはいきません。

特選会については誤解を招くといけませんので詳細は教室でお尋ねください。

又、身体の痛みを取るという事は教室でお伝えしていますが、特選会のメインテーマは

心の闇に明かりを灯し永年苦しんでいる症状からの脱却というノウハウを指導しています。

例えば先日からお伝えしている極度の潔癖症、強迫観念、等々の心の闇に明かりを

灯してあげれば必ず脱却できるのです。

もちろん、これは宗教やお払い除霊というような世界とはまったく一線を画しています。

来週は九州に戻るので、自宅のPCから詳しい情報を発信したいと思っています。

写真は札幌の藻岩山展望台から見た札幌市内と夕食に頂いたカニとすすきのの繁華街です。

 

 

 

目指すもの

昨日は京都教室でした。

そして今日は京都特選会の講義を行いました。

今回のテーマはヒーラーと治療家の違いです。

身体の痛みを治すのが治療です。

しかし、心の闇に光を灯すのがヒーラーです。

ヒーラーにふさわしい日本語が見当たらないので、あえてこの言葉を使っています。

悪を断ち切る不動明王の力強さと慈悲深い仏の優しさと両面を兼ね備えなければ

なりません。

痛みを取る不動明王、そして心の扉を開かせる仏の慈悲どちらも必要です。

次回の教室で詳しく話したいと思います。

明日は久しぶりに札幌に出向きます。

以前はせっかく行くのだから教室を行って札幌のみなさんに情報をお伝えして

きましたが、もう教室を行う事もなくなりました。

京都は紅葉のシーズンに入りたくさんの観光客でにぎわっています。

道路脇の電柱も錦の衣をまとっています。

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