気の世界に身を投じ40年近くなります。
その間、西洋医学では回復不可能の難病に苦しむ人々を数え切れないくらい
救ってきました。
この私も来年65歳以上の高齢者の仲間入りをします。
数十年の歳月をかけて培ってきた気の世界ですが、今の日本では世間に受け入れて
もらえないもどかしさを日々肌で感じ、またせっかく手に入れた宝物も私一代で
消滅するかもしれないという危機感も年を追うごとに現実のものとなりつつあります。
ご縁があって永い間苦しんできた難病から開放された人々が、その喜びの声をまわりの
親しい友人たちに伝えると(うっそー、そんなの信じられなーい)と嘲笑にも似た言葉で
一蹴されます。
そうなると、やっぱり言わなきゃよかったと、それ以来口をつぐんでしまいます。
(永くもって、後半年でしょう) このような医者の言葉はかたくなに信じます。
しかし、気の世界で起きた現実にはまったく目を向けてもらえません。
世間のみなさんに一日も早く耳を傾けてもらえないと、私自身の残された時間もそれほど
多くはありません。
10年くらいは、あっという間です。
私の著書の中で一家に一台車があるように、一家に一人気の達人を、という夢が叶えられなくなってしまいます。
先日の東京教室に、毎回必ず参加される女性の方が珍しく休んでおられるので、その日
参加しておられた友人の方に理由を聞くと、突然膝に激痛が走り歩けなくなったために
残念ながら、今日は欠席しますとの事でした。
いい機会なので、教室のみなさんに遠隔の手本をお見せするべく、その女性に電話をし、
早速3分間電話で気を送りました。
すると、予想通り3分後には痛みも取れ普通どおり歩けるようになりました。
そして、その女性が前日の様子をみなさんに伝えるため、翌日の日曜教室には何事も
なかったように普通どおり歩いて参加されました。
又、その日は足首を骨折し、今なお痛みが続くという女性が松葉杖をついて参加
されましたが、帰りにはすっかり痛みも取れにこやかな笑顔で教室を後にされました。
このような、結果は枚挙にいとまがないのですが、すべての現実がそこで終わって
しまいます。
弱音を吐くわけではありませんが、やはりこの世界が今の日本で認知されるのは
もう100年くらいかかるのではないかと、全力でぶつかっても簡単に跳ね返される
現実の壁の厚さに我が身の無力感を痛感して悶々とした時間を過ごしています。
市民権、いつ得られるのでしょうか???
つい最近、新年の挨拶を交わしたと思ったのに、もう後四ヶ月少々で新しい年を迎えます。
光陰矢の如し、そんな時間の経つ早さに心波立つ思いです。